知財関連コラム

知財Q&Aコーナー(24)

Q:先行する特許等を調べるために、JPlatPat(特許情報プラットフォーム)を使って検索したいのですが、基本的な操作方法がわかりません。

A:他者の知的財産を侵害しないために、先行する出願や権利を事前に調査することが非常に重要となっています。ここで、特許庁に出願された「特許」、「実用新案」、「意匠」、「商標」の情報は、JPlatPat(特許情報プラットフォーム)という無料のインターネットサイトで閲覧することができます。ちなみに、このJPlatPatは、特許庁の直接運営ではなく、独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)という団体が運営を行っています。
 しかしながら、初めてJPlatPatを使う方にとっては、操作方法に慣れていないこともあり、正確で有効な調査を行うことが難しい場合も少なくありません。
 そこで、独立行政法人工業所有権情報・研修館の主催によって、JPlatPatを操作して検索を行う方法等について説明を行う講習会が、毎年、全国の各地域で開催されています。この講習会では、1人1台パソコンが用意されており、実際にパソコンを操作する実習形式によって特許、実用新案、意匠、商標のそれぞれに関する操作方法の説明を受けることができます。
 したがって、まだ、JPlatPatにあまり馴染みがなく、操作方法の基本から習得したいという方は、独立行政法人工業所有権情報・研修館主催の講習会に参加されるのも良い方法ではないかと思います。ちなみに、この講習会は参加費無料となっています。

独立行政法人工業所有権情報・研修館 JPlatPat講習会 案内サイト
https://www.j-platpat-lecture.inpit.go.jp/

弁理士 岡村 隆志

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