
- 2025年07月18日
特許実務雑感85
- グローバル化の話の続きですが、普段の実務で痛感するのは、言語の相違による翻訳技術が適正か否かである。折角日本では比較的広い範囲で権利化できたとしても外国語に翻訳された途端に記載不備を指摘され、明確性を欠いているなどと指摘され補正をせざるを得ない場合があります。例えば他国審査官に...続きを読む
- 2025年07月08日
ビジネスに役立つ商標 無効審判と除斥期間について
- 商標法では、登録後の商標権に対して利害関係人が、商標権の無効を請求できる無効審判という制度があります。商標権が過誤により登録になってしまった場合、このような商標に独占排他権を認めておくことは妥当ではないという理由により、こういった制度があります。利害関係人というのは、当該商標権...続きを読む
- 2025年06月28日
知財Q&Aコーナー(82)
- Q:共同開発のパートナー企業が単独で過去に行った出願を基礎として、共同で優先権主張出願を行うことは可能でしょうか?A:共同開発等においてパートナーを組む企業が、元々有していたノウハウ等を単独で先に出願をしている場合において、そのノウハウを利用して新たな改良発明をするケースが少なか...続きを読む
- 2025年06月18日
特許実務雑感84
- ここまで特許制度全般についてお話してきましたが、近年の出願傾向として国内のみならず外国出願を行うクライアントさんが増えたことがあげられる。ビジネスの形態がグローバル化し、市場が世界各国に拡大していること、外国企業とのアライアンス関係の増加、外国競合企業の存在などの背景があると思...続きを読む
